2016年11月6日日曜日

We are X

突然ですが、皆さんは、

このブログをいつからご覧になっているのでしょうか?


初めてショップに訪れた時に、

きっとスタッフに入荷した商品が見ることできますよ!

と声をかけて見て頂いている方もいらっしゃれば、

ネットサーフィンから辿り着いた方もいる。


お店にいらっしゃった事がない方もいれば

初めてクリックしてみた方もいらっしゃるのではないでしょうか。



このブログは、毎日皆様に入荷した商品をお伝えする為に、

今日はこれ、明日はこれ、

日々の入荷と共に写真に収めて、

ひとつの番組を作るかのように、日々手を込めております。


月が変わり、街中を歩けばキラキラと電飾が光りだし、

暗く冷たい空気の中で、クリスマスへと向かうのだ。

世間は新たな年に向けて動き始めている。


その前に私達には、

毎年与えられる試練とも言うべきイベントを突きつけられる。


明日は何が入荷するのかとワクワクしている方も、

初めての方も、

私はあなたの期待に背く行為をしてしまうかもしれない。


それでもどうかヴィンテージショップのブログだと信じて、

スクロールして欲しいと願う。


私はあなたの指先を信じて、意を決して綴る。



漆黒に光るオレンジのカボチャよ、

今年もその笑顔の奥に潜む魔物と戦おうじゃないか。



今宵、



スタッフブログをお送りするのは…









『お前を蝋人形にしてやろうか?』

こんばんは、デーモン閣下です。



嘘です、



私が仮装したのは

伝説のボーカリストTOSHI(X JAPAN)

毎日欠かさずにヘイトのブログを見てくれている方は、

最近彼の出番が多い事にお気付きであろう。


来たる10月14日、私はナツコと幕張メッセに足を運んだ。

そう、既に決まっていたのだ。

今年のハロウィンは、彼らになりたいと思っていた。

ならば本物を見ずしてこの世界に土足で上がる事など、

到底出来ないであろう。 



私達はあの日、全身全霊彼らに尽くしてきた

根強いファンの溢れんばかりの愛に囲まれた。

その時間、確かな熱気に度肝を抜き、

初めて見たX JAPANには、冗談抜きに心が動かされた。


私はこの時、皆と途中ではぐれて、

それでもいいと思い、一人でX JAPANを見る事にした。

時間は押していた。それは緊急事態でもなく、

普通の事なのだと、もうファンが受け止めているような空気だ。
 

全身なんちゃってビジュアル系(正しくはパンク)で固めた私に

一人の男性が言った。

『それは、INORANか?』


私が何も知らずにこの地へ来ている事、

『いいえ、初めてです。LUNA SEAも、X JAPANも。』

『ああ、INORANかSUGIZOかと思ったわ。』

もちろん玄人の前で嘘など付けぬ。

素直に答えるとどんな曲なのか、

そして彼らの功績を、何も知らない私に話をしてくれた。

Xが会場に現れると一度歓喜の渦で包まれた。

他の誰でもない誰も変わりなどいない。

世界で唯一無二の圧倒的な存在感。


長年支えてきたこの日本の音楽文化、

新しい事に挑戦すること、

一体彼らはどれほど世間の賛否を向けられてきたんだろう。

ここには大勢のファンが居る。

そして見ず知らずの私ですら高揚感が抑えきれなくなる。


彼らの進んだ道は、確かな痕跡を残している事を実感した。


この気持ちを胸に、成功を収めようと誓うのだった。


ところが私はあろうことかハロウィンが二週間を切った頃、

うっかり魔が差して染めてしまった。
ハロウィンなど全く考えずに、必死でシャンプーして毎日落とした。

いい感じに落ちてくれた髪色は泣く泣く写真に収める。
まだ欲しい色はこれじゃない。

今の私にとってこじゃれた色など、まるで意味のない事だった。


そしてギリギリなんとか金髪に戻ったハロウィン当日。

荷物になるからと家から着られるだけ着込んで、

メンバーの衣装を持ち込んだ。


もちろん向かう先はヘイトアンドアシュバリーだ。

既に22時を過ぎていた。


彼らの写真を片手にBGMを身体に刻み込む。

私はいつもの黒いアイライナー握り、あらぬ方向へと顔をなぞる。


思わず声が漏れた。

『嗚呼…彼らはどうしてここに行き着いたのだ…

この顔は一体、何が目的だ…』


するとカーリーな赤髪のが笑いながら言う

『 TOSHI!とにかく急ぎましょう!!!』


そう、我々にもうルーツなどをたどる時間もない、

ハロウィンが日をまたいでしまう。




急ごう、いつもの地へ。




我々は渋谷へと急いだ。




エックス世田谷……?



何を言う?





これが本当のX SETAGAYAだ。


流行りのオーバーサイズはオーバーサイズとしない、

我が上腕部にぴったりと言わんばかりに肩を張って歩いた。


お気づきだろうか。

胸にはHAIGHT&ASHBURYの文字。
ここには意味が込められている。

彼らの活動は1989年に始まるが、

"X"が"X JAPAN"と改名し活動したのが1992年のことだった。


我々、ヘイトアンドアシュバリーもまた、

同年に創業以来、

長い歴史の中で様々な紆余曲折を乗り越えてきて今がある。


24周年に込めた思いを重ねて袖を通した。


黒髪の看板娘たちもまた、それぞれに姿を変えた。

ナツコが扮したのはYOSHIKI

急遽、ハロウィン当日にYOSHIKIになることになった。

本当はPATAの予定だったのだが…
実はこの日、いつものハロウィン常連の彼がいなかった。

そう、歴代の私のハロウィンの相棒、

2013年に始まり2014年

山本竜征だ。

うっかり寝過ごしてしまった彼は、

もう二度と取り戻すことの出来ない時間を過ごすのだった。

本当に残念でならない。



代役とはいえ、TOSHIとYOSHIKI、私たちはうまくいった。

お互い昭和生まれでいい大人になった私たちは、

言葉を交わさずとも相手が何を思うか、

そばにいる、その空気だけで十分汲み取ることができた。


それはヴィジュアルサミットで目の当たりにした、

微笑ましいTOSHIとYOSHIKIのコミュニケーションは、

そんな空気を感じていた。


そしてカーリーな赤髪はhide

彼女の持ち味である大きな存在感のあるその目は、

この日ばかりは鋭利な目が欲しいと嘆いた。

目元はどうしようもないにしろ、

やんちゃな彼の存在感は、まさに末っ子のヒトミにぴったりだった。




有難いことに彼女たちのフォトジェニックな顔立ちが

クオリティーを高めてくれる。



毎日のようにシャッターを向けられている彼女たちに指示など必要もない。

私も前々から近しいと思っていた輪郭を、全面に出そうじゃないか。

渋谷の夜に、我々のような仮装は珍しいので、

声をかけられては許して大勢の人と写真を撮った。

だが、なかなか一緒に撮りたいと思える仮装もないまま、

我々のカメラフォルダーには

ほとんど誰かと一緒に写真は残ってなかったのだ。


ここではとある人に撮影してもらったのだが、

写真を一緒に撮りたいという方に、三人の写真を納めてもらったのだ。


実は今日、新たな事実が発覚した。



あれ…?



なんとsupreme一員、Ty Lyonsが、

あの一夜の写真を思い出に、我々の写真を掲載していた。

カメラに収められてく私たちに、

相手が誰なのだろうと関係がなかったのだ。

今思うと惜しいことをしたと思う。


コメント欄には彼がこう残していた。

"Just cooling with GANG"

最高の気分だ。


ハロウィンの時間はあっという間に終わりを告げる。

 準備した時間の方が長かったんじゃないか?
何が足りないんだろう?と頭を傾げ続けるヒトミ。

ナツコはなりきろうと必死だ。
 

私もつられてマイクを握る。

そしてハロウィンは終わりを迎える。

私は彼女たちをタクシーに乗せて、胸を撫で下ろした。

さあ安心して家に帰りなさい。


私は別ルートなので、一人で渋谷を歩く。

進む度にまたTOSHIだ!!!と声をかけられた。

『解散しちゃって…ソロでもいいですか?』と恐縮する。

最後に渋谷に一花咲かせようと出し切った。

ソロ活動にも余念がない。

その様子、メンバーに見せるために撮り納め歩いた。

そう、これは本当に人生でも一夜限りの私なのだ。

例年通り渋谷に出向いた我々。


少しだけ疑問が残る。


ハロウィンは仮装をする日

いつもと違う、なりたい自分になれる特別な一夜だ。

決してどんちゃん騒ぎしたくて鎧に身を包むのではない。


2013年からこの地で繰り返してきたが、

過剰なまでに熱した渋谷の夜には限界を感じた。


だが少しでも、

本来のハロウィンとしての彩りを添えられたならば誇りに思う。


"Trick or treat"

お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞ。


ハロウィンを純粋に楽しんだ子供たちが

どうかその心を忘れずに。


未来の姿が、この渋谷でない事を切に願う。


貴重な時間、お付き合い頂きありがとうございました。

オヨでした。


We are ........X!!!!!!!